ヘアサイクル(伸びて、抜けて、また生える)
日本人の髪の毛は頭部全体で約10万本あり、毛母細胞の分裂によって、
休止期までの一定期間、成長して伸び続けます(成長期)。
髪の毛の成長期の長さは2-8年といわれますが、ふだん患者さんには、
「健康な人の髪の寿命は5-7年」と説明しています。
毛根部分での毛母細胞の分裂は、一定期間の後に停止し、退行期(約2週間)を
経て休止期(約3ヵ月)に入り、やがて抜け落ちます。
そして、また成長期が始まり、新しい髪の毛が生えてきます。
私たち人間の髪の毛は、このように、成長期、退行期、休止期を経て、髪の毛が伸び、
抜け落ちて、また新しい毛が生えてくるということを繰り返しています。
これをヘアサイクル(毛周期)と呼んでいます。
通常、頭部の髪の毛の約1割が、休止期の状態に入っているといわれます。
全体で10万本のうちの1割ですから、1万本が3ヵ月の休止期のなかで抜け落ちて
いくことになります。
もちろん毎日同じ本数が抜けるわけではありませんが、平均すると1日に100本
程度の髪の毛が抜けていることになります。
また、毛の太さは、思春期から20歳前後まで太くなり、それ以降は30歳、40歳、
50歳と年をとるにつれて細くなり、伸びる速度も遅くなります